地主制度2.0追記の2 ハックすべきはWebServiceではなく、Web2.0の構造そのもの
しばらく感じていた「WEB2.0超キモイ」って違和感を、2エントリ(1, 2)にわたって毒を吐いたおかげで、大分スッキリした。
とりあえず、話を進める前に今までのグチを3行でまとめるとこなる。
- WEB2.0は金銭と同時にデータ資産が上層に吸い取られる構造がある
- 下流でどんな勝負が展開されようと、上層はとにかく肥える
- 最上層で行われてるのはデータマイニング等の、不特定多数の無限大の行動を燃料に駆動するイノベーションエンジンの構築合戦がある
オープンを建前にしたWEB2.0祭りの裏側で一番上のプレイヤーが、中途半端な破壊的技術ではとうてい対抗できなさそうな、暴力的な量のデータを蓄積している気配が気に喰わない、という結論。
で、ムカつくのでウェブサービスをハックして遊ぶよりも、WEB2.0の利益構造そのものをメタにハックして、プレイヤー序列をひっくり返したり、無敵安全地帯を構築する遊びのほうが面白そうだ、という落としどころで自分の中に決着を見た。
ところで、なぜこんな中途半端な時勢にエントリを出したかというと、「ウェブ進化論」と「グーグル Google 既存のビジネスを破壊する」を読む前に、自分の中の漠然としたWEB2.0観を整理しておきたかったからだ。恥ずかしながら忙しさにかまけて、両書をよむ時間をとれなかったのだが、ようやっと時間がとれそうになった。 しかし、おそらく両書を読めば、自分の意見は意識的にしろ無意識的にしろ両者に引きずられる形になる。だから、その前に、自分なりに考えたWEB2.0に対する認識をエントリという形で固定化したかった。
んで、WEB2.0のハック所を探すべく、デスノートの裏技検証並に、気合いれて色々考えてみたわけだが、。以下、真面目にいく。
まず、なぜこんな一方的な主観で構成されたWEB2.0に関するエントリを出したか?というと、それはこれから「ウェブ進化論」と「グーグル Google 既存のビジネスを破壊する」を読むからだ。恥ずかしながら忙しさにかまけて、今まで両書をよむ時間をとれなかったのだが、ようやく時間をとることができそうになった。だが、おそらく両書を読めば、自分の意見は否応なく両者に引きずられる形になる。だからその前に、自分なりに考えたWEB2.0に対する認識をエントリという形で固定化したかった。
その結果、自分の中で形となったWEB2.0の世界観というのは、ミクロ的には技術者個人に主としたイノベーションのゲーム。マクロ的には不特定多数の群集の行動データを燃料として駆動する、個人の技術や才覚では太刀打ちできないほどの、強大かつ強力なイノベーションエンジンの構築合戦、という構図であった。
データは徴収されても減らない
徴収対象として金銭とデータを比較した場合、最大の違いは「データは徴収されても減らない」という性質にある。APIからの情報が「あちら」から「こちら」へ、あるいはユーザーの行動が「こちら」から「あちら」へ通知とき、データは必ず中間層であるアプリケーション上を通過する。
どういうことかというと、このタイミングにおいてアプリケーション提供者はAPI提供者とまったく同じデータを収集することが可能である。しかもAPI提供者は、アプリケーション提供者がデータ収集することを、阻止することはおろか感知することもできない。さらに言うならば、純粋な生データを徴収するAPI提供者と比して、アプリケーション提供者は、その行為が行われたコンテクストをより詳細に収集できる立場にある。
つまり、ミクロレベルでのデータ収集では「アプリ提供者>API提供者」の構図が成り立つ。
あちら側への専用道路を作る
もっとも、これができるプレイヤーは物凄く限られてはいるが・・・
「あちら側を利用することで地勢的不利を克服できる」という話なんだと思うのだけど、正確に言うならばこれは「あちら側を利用することで、地勢的不利からもたらされる情報的ディスアドバンテージを克服できる」
とりあえず、現状思いつくのはそんな感じ。
なんか、以上に長いネガティブなグチを聞いてもらってスマソ。
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