RSSに全文を突っ込むことについて
最近はてな界隈で盛り上がってる、「RSSは全文配信するべきか否か」というお話について。かなり面白いお話なので、自分なりの意見とか。
僕自身としては、以前から「RSS配信はプレスリリースと同等の効果がある」みたいな認識をしているので、RSS配信をするってのは当たり前なんだけど。ただ、全文配信となるとそれが無条件に正しいのかはちょっと疑問。別に悪いというのではないが、それが最適解なのかがイマイチわからない。
トラフィックや広告収入が減るがという話は明らかに何か間違っているの置いておくとして、自分が気になってるのはコメントやブックマーク等への影響と、サイトのブランディング/認知への影響。
RSSの全文配信って、あきらかに非被コメント投稿率や、非被ブクマ率に対する障壁となると思うのだけど、その辺の議論って見た記憶がない。RSSの配信は場から情報を切り分けるツールなわけで、それがサイトを基盤としたコミュニケーションを破壊する可能性は十分にあると思う。同様にRSS配信上ではブランディングとかイメージ戦略の展開も難しいんじゃないかと。
一方要約配信の場合は、RSS→サイトへ移動、の障壁が高い反面、本文→コメントの障壁が低い。十分にトラフィックが多いサイトは、全文配信でもコメント欄に十分なユーザーを誘導できるかもしれないが、逆に中小サイトは、コメント欄にたどり着くユーザーの母数が少さが過疎化を促進しかねない。また実際にサイトを訪問させるほうが、ユーザー体験にしてもRSSよりもはるかに密度が高いものになるのも考慮すべきかと。
「だったらRSSフィードに、コメントやブクマのリンク、ロゴや意匠を埋め込めばいい」という意見もあるかもしれないけど、自分的にはこれに賛成できない。なぜならば、それはマクロ的にはRSSの利点を破壊する可能性があるからだ。
RSSの利点というのは、「サイトから情報のみを切り出す」であり、「統一された作法で全ての情報を取得できること」だ。しかし各サイトがフィード内にコメントボタンやブクマボタン、ロゴ、フォント、広告などを好き勝ってに埋め込んでしまえば、統一された作法が破壊され、ユーザーの閲覧をかえって阻害しかねない。最悪RSSそのものが単なるサイトのプッシュ配信に堕落していまう。
だから、大きな流れで見た場合RSSは全文か要約か、以上のカスタマイズはあまり望ましくない。そしてその場合、全文にしても要約にしても、掬いきれない部分がでてくる。だから密なコミュニケーションを望む、など「一定の状況下では」、あえてRSSを要約配信に限定するというのはアリだと思う。
そんなわけで、まだ全文配信が最適解!!という答えを出すのは、ちょっと早計なんじゃないかと思う。今は両方試してみて、どういう状況下ではどちらが有効化というのを分析するステップなんじゃないかと。とりあえず現状は、「俺が情報を発信するんだ!!」って人は全文配信、「みんなの意見を教えてくれ」とか相互作用が欲しい人は「要約配信」って認識でもいいんじゃないかな。
ちなみに、ウチのサイトの場合は情報が主体で、さらに内容が極端すぎて端からコメント障壁が高いので、全文配信のほうがよいと思われ。
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