うみねこのなく頃に、をちょっくら考察してみた

綾辻の館シリーズを連続で読破した、空前のミステリブームの勢いで、面白いと評判の「うみねこのなく頃に」を週末に読んでみた。

確かに、これはかなり面白げだわ。

回答編がでるのも大分先だろうし、二部が出る前に自分なりに色々推理をしてみた。自己採点では7~8割ぐらいは当たってる気がするんだけどな、どうだろう。

以下、物語の内容にかかわるので、これから読む人は見ないほうがいいかと。


■トリックと犯人について
トリックと犯人は不定。
多分これがうみねこ全体の骨格だと思う。個々のエピソードの犯人とトリックは存在するわけだけど、それは物語の本筋とはまったく関係がないというのが正解だと思う。探偵ごっこをすることがミスリード。

魔女ベアトリーチェの言う「一人を百殺する力」という発言と、ベルンカステル卿に対し強く、ラムダデルタ卿には弱いという三すくみの関係がヒントじゃないかな。

ラムダデルタを「決定された結末へと収束させるファクタ」、ベルンカステルを「決定された事象を覆すファクタ」と考えた場合、おそらく魔女ベアトリーチェの意味するファクタは「不定(確定していない状態)」と考えるのが妥当。

全ての死に意味はなく、よって全ての人物はあらゆる死に方をする可能性がある。逆説的に誰の死も必然ではなく、殺人は目的ではなく結果であり、死ぬ必然性のある個人は存在しない。ここは95%ぐらいで自信あり。

おそらく最初の6人も、他の12人になにがしかの因果を含ませるための装置以上ではないんじゃないかな。あとは連鎖殺人、事故、そして多分自殺の複合構成。

■ルールについて
現状では明確なルールはまだ見えない。
ただ、ルールに隣接する事象は見当がついた。

・マリアは真実か、真実と思っていることしかしゃべっていない。

これは今後の重要なファクタになると思う。誰よりも記憶力があり、誰よりもマジメで正直なはずのマリアが、最後まで誰にも信じてもらえなかったことが、今回すごい気になった。
もし2部以降でも、彼女が誰にも信じてもらえないならば、彼女は嘘をいっていないという視点から盤面を見ることで、色々なものが浮かび上がる構造なんじゃないかと。
これも9割方自信あり。

■魔女ベアトリーチェについて
マリアの発言が真実とするならば、魔女ベアトリーチェは”い”るけど見えず、殺人に物理的に干渉できる存在ということになる。もちろん超神秘的存在などではありえないし、同時に特定の個人をさす言葉でもない。

おそらく劇中の魔女ベアトリーチェというのは、ある概念の執行者を指す言葉なのではないかと。鬼ごっこの鬼みたいな感じ?鬼というモノは存在はないが、鬼という役割は存在し、それは個人ではない。そいういう感じの概念。
おそらくは、「金蔵のしかけたゲームに乗った者」あるいは「黄金を欲する者」、「邪な欲望を持つ者」そういう状態の人物をさして、魔女ベアトリーチェと呼んでいるのでないか。これが魔女ベアトリーチェは見えないけど”い”るという意味だと思われ。

そこで考察一にもどるけど、犯人は不定、トリックも不定、バリエーションは無限大という解になるんじゃないかと。第2部のジャケ絵がジェシカもどきになってるけど、仮に第3部以降のジャケットが男装のベアトリーチェとなることがあったら、これは100%正解。

状態を指す言葉って点に間違いはないと思うけど、その状態の内容に自信がないので80%ぐらいを見とく。

■金蔵の言う魔法とは

魔女ベアトリーチェという存在が、殺人者としての役割であり、抽象概念として”い”るのであるならば、魔女ベアトリーチェを殺す唯一の方法は、誰もが金蔵のしかけたゲームに乗らないこと。現状では金蔵のしかけたゲームが具体的に何かは謎だけど、おそらく場の殺人行動の閾値を究極的にさげる仕掛けのことを指すのじゃないかな。

ここまで考えて1つ疑問に思ったのは、金蔵の言う天文学的リスクというのは、単に金蔵がゲームに生き残ることを指しているのだろうか?ということ。

むしろ天文学的リスクとは、99.9%惨劇が発生するこの島で、誰一人として金蔵のしかけたゲームにのらず、賭けが成立しえないことなんじゃないかと。ルーレットで一番出目の低いマスは0だよね??

こうだったら絵がキレイだなって願望なので自信60%ぐらい。

■あてずっぽ
なんか大本の構造として、金蔵と故ベアトリーチェ(とされるもの)の価値観の戦いって気がするんよね。金蔵の信じる価値観と、故ベアトリーチェが信じていた価値観、どちらが正しいのかを競うゲーム。金蔵の信じる価値観が正しければ島は惨劇バッドエンド。故ベアトリーチェの信じる価値観が正しければ、惨劇はおきない。彼女の考えが正しかったと証明されることこそが、遡って彼女の生は無駄ではなかった=ベアトリーチェの復活という意味であり、ベアトリーチェの死を受け入れること=永遠の眠りでもある。そういう構造な気がするな。
で、金蔵は天文学的な勝ち目の薄さで、自分の価値観が負けること、ベアトリーチェの価値観が正しかったことに賭けてゲームを始めた。どちらにしろ魔女ベアトリーチェと故ベアトリーチェは別個どころか間逆の存在なんじゃないかと。

なんというか第一部の段階で超推理しても、正解率なんて5%ぐらいだと思うけど、現状の手持ちで一番考えられる結論がココなんだよな。
こういう超推理して、解決編が出たときにどこまであたってるかを確認するのが一番楽しい。

まぁ、大半は外れて悔しがって悶絶するんけど。

コメント / トラックバック 2 件

  1. めりがとうぬこ より:

    うみねこのなく頃に エピソード3考察(ネタバレ)…

     エピソード3までの情報と小冊子から推理してみる。以下の内容は、前回の『うみねこのな…

  2. 暗黒の鬼神 より:

    正直な話やっている途中に
    推理を投げてしまいました

    というのもある人物がダースベーダー化してしまったからです
    もうあれで嫌になりました・・・

    せっかく推理してたオレの苦しみはいったい・・・

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