読書日記 ぼくらの ~ alternative ~


ぼくらの alternative

鬼頭 莫宏のダークな青春ロボット漫画『ぼくらの』シリーズの、ノベライズ版。世間一般的に漫画原作のアニメ化や、ノベライズは燦々たる大惨事が定番だけど、面白いと聞いたので超絶久しぶりにラノベを読んでみたら、なかなかどうして勢いで一日4冊読破。

ストーリは世界を救うために15人の少年少女が、全長500Mの超巨大ロボのパイロットに強制的に選ばれて・・・ という原作通り。原作はその一点以外はお約束展開一切無視、主人公体質だろうとヒロイン体質だろうと死ぬときはあっけなくサヨウナラな情け容赦のない展開だったけど、オリジナル展開の小説版はそれに輪をかけて惨い。軍や米中、大人達のエゴが丸出しになっています。


小説版では原作の主要メンバの何人かがぬけて、代わりにオリジナルキャラや原作で脇役だった人がメンバ入りしています。例えば、天才少年だった門司の代わりに、彼の幼馴染の翼のほうがスタメン入りをしているとか。また戦う順番が変わったせいで、原作でカッコよかった人が無様な姿をさらしたり、小物丸出しの嫌われ者が以外なカッコよさを見せたりと、キャラを生かしつつも全然別の展開を送ってるのが素敵。

文章力が多少もったいないのと、ときたま内輪狙いの子ネタがちりばめられてるのがちょっと残念。それでも戦う順番やキャラクター毎の性格分析なんかは物凄い練られてて、原作とは違う展開ながらもぼくらのっぽい、説得力のあるストーリでした。

2巻はちょっとダレるけど、3巻以降は原作すら超える暴走具合でアクセル全快です。漫画を楽しめた人は、こちらもかなり楽しめるはず。





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