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Flashでインタラクティブアート勉強したい人におすすめの書籍まとめ

最近のFlashって、絵描く人とコードコードした人が分離しすぎちゃって詰まらないなぁと思ったので、両側やってみたい人向けのとっかかりになる本とかまとめてみた。Flashでモニョモニョ動いたり、ビュワビュワ多量情報をビジュアライズした人向けの資料集。自分が実際に読んだ本/持ってる本からピックアップ。 ストックエントリベースだから、最新の本とかは抜けもあるかも。

■ActionScript 1 & 2編


Flash Math Creativity
初等数学と工夫でいかにイメージや動きをジェネレートするか?という本。洋書のみ。数行のシンプルなコードによる習作から徐々に作品を発展させていくスタイルはインタラクティブなコーディングの初心者には大変勉強になる。ActionScript1によるフレーム直書のスタイルの為AS3から入った人はちょっとビックリするかも。サイトから掲載習作の全動作サンプルが見れる。この中でとりあえず1冊選ぶならコレ。


New Masters of Flash
古典中の古典。黎明期のFlashMasterの技が大量に収録されている。今は役に立たない技術も多いが、初期時代の技術に頼らない発想によるプロブレムソルビングは学ぶところが多い。続編としてJared Tarbell が参加している New Masters of Flash (New Masters)もある。


.fla―Idea of Flash Creation
グーグルで検索してひっかからなかったり、出版社倒産で絶版になったりと不遇の本。僕も参加。Flashでモノを作る工程をアイデアだしの段階から落とし込みまで順番に説明していってる。fladdict.netトップにある幾つかの品の簡易コードも収録。

■ActionScript3編


ActionScript 3.0 アニメーション
AS3でアニメーションを制御する為の本。日本語版アリ。値段がアレなことで有名だが、その金額分の価値は十分にある。初等数学、物理学~3Dまでの基礎知識を丁寧に噛み砕いてAS3で実装してある。AS3とアニメーションを同時に理解したい人にとって選択肢はほぼこれ1冊。ただしAS3初心者はこれと別にActionscript 3.0 Cookbook あるいはEssential ActionScript 3.0の本を買っておくとよい。またジェネレイティブアートというよりゲーム数学なので、ゲーム数学の知識がある人ならAS3専門本を買ったほうがいいかもしれない。

■情報のビジュアライズ本


Visualizing Data
洋書。Processingの生みの親Ben Fryの著した、多量情報を如何にコードで可視化するか?という本。ビジュアライズのコンセプトおよび、5~6個の可視化プロジェクトのコードと解説が収録されている。おそらく初の本格的なコードによる情報可視化本。コードはprocessing。

■周辺知識と資料


Design By Numbers
ジョン前田
アルゴリズムで絵を描く人の先駆者。数式から絵を生み出す事の何たるかという根源が書いてある本。ちなみにこの本はGoogle Booksでかなりの部分が読めたりする

離散数学―コンピュータサイエンスの基礎数学
論理式やセルラーオートマータ、ノード、経路探索といったコンピューターサイエンスの基礎知識をわかりやすく解説している本。離散「数学」というタイトルだが、これは計算というよりロジック的な学問であって別に微分積分ができなくても読める。多量情報のデータ管理やら計算やらの基礎的な理解の為には必須。


フルスクラッチによるグラフィックスプログラミング入門
ビットマップ操作の初歩的な入門書。BitmapDataクラス使ってエフェクト作ったり画像認識とかする為のとっかかりにいい感じ。


ゲーム開発のための数学・物理学入門
とりあえず数式が必要になったとき見る本。教本というよりはカンニングペーパー。


シューティングゲームアルゴリズムマニアックス
シューティングゲームのエフェクトや追尾レーザーや敵のアルゴリズムを一覧した本。パーティクルや遷移アニメのアンチョコ本に。教本というよりはカンニングペーパー。


情報デザイン―分かりやすさの設計
情報を可視化することについて、色々な人の視点でかかれた本。1冊の書籍としてはテーマが拡散しすぎている印象があるけど、BenFryや深澤直人、杉浦康平のエッセイが読めるだけで買う価値はあり。情報の可視化のスターティングポイントとしては非常に良書。


ニンテンドーDSが売れる理由―ゲームニクスでインターフェースが変わる
ファミコン時代からの色々なゲームのUIと演出を分析した目録。こういうエフェクトにこういう意味と効果があったのか的な発見が得られる。自分の手数を増やすためにはいい感じの本。

コンセプチュアルな本は少なめに、実学ベースで集めてみた。列挙してみると、我ながらこの分野に結構な金額を投資してるなぁ。

この分野、人口が少なすぎてそもそも市場として機能してないが寂しい。もうちょっとプレイヤーが増えて情報交換できる人欲しい。