『嘘喰い』という漫画が面白い件


ヤングジャンプで連載されている『嘘喰い』という漫画が最近のお気に入り。

嘘喰いは、最近プチ(?)ブームなトンデモ・ギャンブル漫画。天才ギャンブラー斑目獏(まだらめばく)が、秘密賭博クラブ賭朗の頂点を目指し、黒い政財界人と命を懸けたギャンブルをする物語です。

こう書くと、まぁ先発のギャンブル漫画であるカイジやライヤー・ゲームとあんまり大差がないように思える。

けど嘘喰いには、それらとは大きく違う点が1つある。


それはギャンブルのルールに対する、「暴力」に対する扱い。

カイジやライヤー・ゲームにしろ、ギャンブル漫画の基本は純粋な智謀の戦いだ。ところが嘘喰いでは暴力が許容される。というか、登場人物の大半が、負けたりイカサマが発覚したら、相手を殺しちゃえば無問題という、物騒極まりないマインドで行動している。

暴力があれば賭けのルールの結果も無視できる・・・ ふつうに考えれば、これはギャンブル漫画の前提をはなから破壊している。

嘘喰いの世界観は、国家を筆頭にするあらゆる組織ルールは、そのルールを破った人間を排除する暴力装置(国ならば軍隊と警察)、があって始めて機能するという、当たり前の前提を物語に組み込んでいる。

たとえギャンブルに勝っても、その勝利を確定させる為には、相手を凌駕する暴力を持っていなければならい。相手を抑止する暴力がなければ、約束は反故され、最悪の場合交渉の余地なく蹂躙される。この状況ではあらゆるギャンブルは、被害の上限を定める為の限定戦争として扱われる。

事実、嘘喰いのストーリーの中では、負けたら暴力に訴えるなんてカワイイほうで、自分が圧倒的有利とみるやはなからギャンブルなどせず暴力だけで全てを奪い取る勢力までいる。

仕事がひと段落したので、ひさしぶりに書評とか書いてみるテスト。



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