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仮想と現実の区別がつかないんじゃなくて

「最近の若者は仮想と現実の区別がつかない」という表現は、ある種ネットに対応できない旧世代の戯言の代名詞となっている。
日常でネットを使っている人ならば、そんなことまずありえないというのは知っている。

だけど、「仮想で得た知識と、実体験で得た知識の区別がつかないんじゃないか」と問われたらどうだろうか?
胸をはって自分は区別がつくといいきれる人はどれだけいるだろうか。

僕個人のケースでいえば、確実に世代は昔の人々より、自分が実際に体験をしていない知識を元にして行動を決定している。それがネットで得たものであれ、書籍で得たものであれ。

だからいわゆる、ゲームの影響で人を殺すケースも、それはゲームと現実の区別がつかないのではなくて、知識として生き物が死ぬということを知っているけど、実際に生き物が死ぬところに立ち会ってそれがどういうもので、何をもたらすのかを実体験として知らないことから発生するのではないだろうか。

ならば、行うべきはゲームなりネットを規制するのではなく、ゲームなりネットなりで経験したことを、実体験で検証・学習するようにすべきなのではないだろうか。鶏を絞めるでも、ケンカをするでも。外国人にあってみるでも。

ということをなんとなく思った。