AdobeはクラウドよりもAppStoreが欲しい

あくまで個人的な雑感ですが。 Adobeがクラウドサービスcocomoを発表したけど、いま押さえるべきはクラウドより前に、決済システムとディストリビューションシステムなんじゃないかなと思う。

Apple, Google,Amazonの三社と比べた場合、まったく議論されていないがAdobeだけがFlashで製作したアプリケーションをディストリビューションしたり、販売する為の装置を持っていない。 Amazonもまだ持ってないけど、あそこはその気になればすぐ作れる。



プラットフォーム構想を推し進めるのならば、クラウドより先にコンテンツの配布の仕組みを構築しないと、開発者的にビジネスとして成り立たないし、なによりインディペンデントなディベロッパーが流出する可能性が高い。



最近のAdobeの戦略を見ていると、エンタープライズや大型のサービス課金を視野におき、アプリケーション販売モデルを切り捨てているように思える。本来ならAdobeがAirを出すタイミングでFlash Storeを出せていれば、いろいろと面白い展開になったんだろうけどなぁと、今になってだからこそ思う。



正直今後数年の潮流は、スモールアプリケーションに流れると思っている。Adobeのクラウドは現状は広告課金を前提としたビッグアプリケーションでしか使いにくいと思うのだけど、どうなんだろう。

Flasherからの斥候隊としてiPhoneアプリに潜入してみたわけだけど、個人製作者としてはやはりコンテンツに対する配布システムと、課金モデルが死活問題だというのが自分的な結論。

コメント / トラックバック 2 件

  1. photolog より:

    なるほど、含みのある深い話ですね。上のエントリーとも繋がっているようですね。

  2. salsato より:

    Twitterから飛んできました。
    Adobeはかつて、Shockwave.comなんてのをやって、挫折してるので、なかなかどうして腰が重そうな気はしますが、基本的には、ディストリビュータとしての方向性を捨ててはいないのかなと、本エントリーを見て思う次第です。
    単純に、開発環境を含むソフトウェアだけじゃ頭打ちだものね。向こう側を狙う方がいいに決まってるよね。と。
    だけどシンプルに疑問だけど、貴殿のようにある程度知名度を獲得した開発者は、ディストリビューションシステムに頼らざるとも良くなる時がくるのではなかろうか。いつか。
    と、インターネットの可能性を信じてみたくもあります。

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