選択肢の多さ != 強さ

昔は・・・というかつい最近まで、選択肢の多さ = 強さ と信じていたのだけど、最近そうでもないのだなぁと思い始めるようになってきた。


多様性はシステムの柔軟性と直結していて、選択肢が多いということはそれだけ様々な状況に対応できるってことだと信じてた。でも実際は選択肢の多さっていうのは、状況にマッチした戦略を吟味する為のコストがかかる。

なので選択肢が一定数を超えた場合、選択をすることのコストが、多様性のメリットを上回るケースも出てくる。 車が衝突する瞬間に300個ぐらい選択肢があってもまったく意味がなくて、それよりもハンドルを右にきるか、左にきるかの2択のほうが効率がよかったりする。パニックとか怒り頂点のときに行動が直線的になるのは、きっとこのことの裏づけなんだろうなと。きっとシステムのほうが緊急時の生存に有利だったんだろう。

そうすると生存戦略としては、100の状況に特化した最適解を100個持つよりも、30の状況で及第点の解を3個持つほうがよいのかなぁと思った。 昇竜拳と波動拳と疾風迅雷脚とか。

コメント / トラックバック 2 件

  1. Hiroki より:

    fladdictさん、

    いつも楽しく拝見させていただいております。

    選択肢の多さは必ずしも良いとは限らない、意志決定のコストがかかる、などの意見についてはとても共感します。

    私がそれを意識し始めたのは、Barry Schwartzの「The paradox of choice」を読んでからです。その本の中で、著者は「選択肢が多いことは必ずしも幸せなのか?」という、fladdictさんと似た問いを立てていたと思います。

    読んだのがだいぶ前なので厳密に記憶はしていないのですが、あるスーパーで、たくさんの種類の商品を置く場合とそうでない場合を売り上げで比較すると前者の方が減る、という結果が出た、という話が出てきたと思います。

    原因は、fladdictさんもおっしゃるように、どれがベストな選択かを考えて意志決定を下すコスト、たとえ購入時に満足していても周りの人が別の物を購入したのを見て結局迷いによってストレス(or guilty)が生じてしまう、などの説明がなされていたと記憶しています。

    個人的には、買い物って何が商品としてベストなのかを追求するよりも、それを買うまでの経緯やプロセスが大事で、買うに至ったまでのエピソードを後で友人に話すのが楽しくて、それによって自分も買いたくなる気がします。人ってやっぱり複雑ですね(笑)

    TEDやGoogle Videoでも彼のスピーチが見れますので、よろしかったらどうぞ。アカデミック過ぎず、比較的わかりやすいと思います。

    http://www.ted.com/talks/barry_schwartz_on_the_paradox_of_choice.html

    これからもfladdictさんのご活躍を陰ながら応援しています。

    それでは、

  2. hys より:

    同感です。
    選択肢の多さ != 強さでいままでやってきたのがMicrosoftで
    後者の次第点でうまくやってるのがGoogleという感じがします。

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