Amazonでは製品開発をするとき、まず最初にプレスリリースを書くらしい。これは”Working-Backwards“と言うデザイン手法。面白げなので色々と調べてみた。
Working-Backwards法の商品開発では、お客様の視点をスタート地点にするため、開発前にプレスリリースを作成する。プレス内容は、既存プロダクトの問題点と、それを新製品がどう解決するかが中心になる。
プレスがユーザーに響かなかった時点でプロジェクトはボツ。そもそもその商品は作らない。これにより見当違いな商品を作るリスクを、一番最初の段階で低コストに回避できる。
このWorking-Backwards法で書くプレス内容は主に以下のとおり。
プレスは1〜1.5ページほどに納め、長過ぎる場合はFAQなどを作って補足する。
ちなみに、Amazonでは社内グループでのパワポは非推奨だとか。なぜなら口答プレゼンは、プレゼンターの話術に依存するからだとか。最終出力であるプレスやQ&Aに落とし込むことで、商品価値を中立的に見極める為。
Amazonの会議では、最初の10-15分はみんなプレスを読み、完全の沈黙状態になることも珍しくないのだそうです。
一般的なWorking-Backwards法では、最終的には本開発スタートまでにプレス、Q&A、ユースケース、マニュアルなどを作る。
同様の手法としては、「ゲームストーミング ―会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム」にて、パッケージから製作を開始するDesign the Box法が、「Innovation Games
」という洋書でProduct Box法として紹介されています。このInnovation Gamesのほうは未訳らしいので、日経BPとかから翻訳でて欲しい。
確かにこういった作り方をすれば、確実に誰得の地雷プロダクトを作らないですみそう。
<追記>
ここら辺の手法を調べるのには、Inspired: How To Create Products Customers Loveと、「リーンソフトウェア開発と組織改革」という本もいいらしいです。リーン・スタートアップならぬ、リーン・ソフトウェア開発。ここら辺はまだ未読。