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Facebookの人が書いたSNS分析本、Groupedが面白い。

Grouped(邦題:ウェブはグループで進化する)という本が、なかなか面白かい。

著者は、マーケティング論の定説となっている「インフルエンサーによるバズ」は幻想にすぎないと切り捨てる。ソーシャルWEBは5〜10人の小規模グループが、いくつも重なることで形成されており、インフルエンサーの影響は思われているよりもずっと小さいと言う。実際にはソーシャルグループを繋げるのは無数の数多くの人々であり、如何に彼らの感情を喚起していくのかが重要なのだという。

ちなみに著者のポールアダムスは、サイクロン掃除機のダイソンでプロダクトデザインとUXをやった後、GooleでGoole+に参加し、現在はFacebookにいるというなかなか凄い経歴の人。本書はそんな著者が、ソーシャルウェブとは何か?というテーマについて書いた本だ。しかも執筆をGoogleからストップかけられ、Facebook移籍後に出版してた、いわくつきの本。

この本は「論文や研究を読む暇のないビジネスパーソンが、すぐにも行動できる知識を得る本」と位置づけられている。文章も平易でたった2時間ほどの時間でソーシャルにおけるユーザー行動を取り巻く現状が把握できるよう、関連分野の研究が数多くまとめあげて紹介され誰でも読み進むことができる。スタートアップに関わる人、広告キャンペーンに関わる人、あるいは普通のユーザーも、ソーシャルWEBとは何かを理解したい人には誰でも勧められる一冊。

正直、装丁は原著の装丁のほうがよかった!。せめて帯でもっとFacebookの人であることをフィーチャーしたり、本の内容を紹介すればいいのに・・・もったいない。

この本はもともとKindleで英語版を読んでいた。
Twitterで「この本は日経BPとかからでないかな」って呟いていたら、本当に日経BPが翻訳してたらしく一冊献本をいただきました。
ありがとうございます。