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入れるべき機能と排除すべき機能の分類メモ

クライアントプレゼン用の覚え書き。
「機能」のほとんどは以下の5種類に分類できるので、搭載するまえにどのカテゴリに属するかよく考える。


1:必須機能
メーラーの送信、CC送信、カメラの撮影、オートフォーカスなど。
ついていて当たり前、つけなければユーザーの不満が増加する機能。
必須機能が実装されていない場合、基本的に勝負の土俵には立てない。
予算をかけすぎても、べつにユーザーへのアピールにはならない。


2:訴求機能
なくても不満ではないが、あればユーザーの満足を増加させる機能。
ユーザー自身も無自覚的で、初期段階では実物を見るまで需要の存在自体が見過ごされている。
女子向けのポップな一眼レフや、(1979年当時)歩きながら音楽が聞ける機械など。
メリットは高いがそもそも発見するのが大変だったりする。
差別化機能のうち需要の高いものは、業界内で徐々にパクられ必須機能にシフトしていく。


3:沼機能
投資すれば投資するほど、ユーザーの満足度があがる機能。
カメラやモニタ解像度、値引き率、製品寿命、美しさなど。
同価格ならスペックが高いほど満足度は増すが、だんだんと満足曲線が鈍くなり損益分岐点を迎える。
自分がトッププレイヤーならば武器になるが、横並びになったあとは業界全体で首を絞め合う。
基本的に圧倒的なお金か技術力のある場合のみ有効な選択肢。
主に技術メンバーとユーザー主導で導入される。


4:どうでもいい機能
ユーザーの満足度にたいして影響なく、つけても減らしても意味のない機能。
あるいは人によって不満や満足がバラける機能。
どうでもいい割に、メンテナンスの肥大化させフットワークを鈍重にするので、トータルではマイナス。
入れれば入れるほど、製品の寿命が縮んでいく。
いわゆる100徳ナイフや、アロマ搭載テレビなど。
主に営業メンバーとユーザー主導で導入される。


5:害悪機能
つければつけるほど、ユーザーの不満が増加する機能。
強制メルマガ登録、過剰なユーザー登録、他の商品の宣伝ポップアップなど。
主にお金やユーザー数など、短期的な数字を求められるメンバー主導で導入される。
<追記>注意しなければいけないのは、害悪機能はユーザー満足度を下げるが、その裏でリピート率だったり課金率だったりを高めるので、一概に全部外すとシェア縮小したり採算とれなくなる。


基本的に1の「必須機能」は絶対に必要。
2の「訴求機能」と3の「沼機能」は、戦略や予算やパワーに応じて、武器にも地雷にもなるので、バランスをとるのが大事。
あとは4「どうでもいい機能」と5「害悪機能」に汚染されるのを如何に排除できるか。

ちなみにこの分類は「顧客満足度」ベースの分類なので、お客が満足するものを作れるが、売り上げやキャッチーさを保証する分類法じゃない。