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プロジェクト炎上を防ぐ魔法のアイテム、100徳ナイフを買ったお話2

こんにちは、日本で唯一の100徳ナイフコレクター(推定)兼、UIデザインとかしてる fladdictです。 先日、会社の機材として新しい100徳ナイフを購入しました。


via mantiquesmodern

ゾーリンゲンのナイフマイスター、P.LANGが自ら研ぎあげた、最高級の一品です。重量950g、お値段なんと120万円。今年のお小遣いが全部すっ飛びました。

馬鹿と思われるこのナイフ、実はサービスの炎上やデスマーチを防ぐ神ツールだったりします。

このナイフをクライアントの偉い人に見せると、あら不思議!

「弊社のアプリをこうしては絶対にならない!」「この状況を脱しなければならない!」という号令が、ほぼ100%トップダウンで発動します。

一目瞭然なほど馬鹿で、巨大で、非実用的で、そして無駄に高価であればあるほどに意味がある。これを見せた時、「多機能もすぎれば毒となる」という言質に説得力が生まれるのです。

残念ながら「機能を減らしましょう」というのは、口で言っても伝わらない。クライアントのためにUI/UX担当者が、自腹で大枚叩いて、こんな訳わからんもん購入して「多機能は危険」といって体張って止めている。そこまでやってはじめて、デザインに興味のない人でも「ここまでするほど大事なことなか!」と話をきいてくれるわけです。120万などデスマーチを1回回避すれば、お釣りがくる。



この記事をお読みになった皆様へ
この記事を見て「そんなんに大金を使うとか、馬鹿じゃねーの?」と思った方、どうかその気持ちを大事にしてください。

そして、もしも自社サービスがこのような状態になりかけたら「そんなんに大金を使うとか、馬鹿じゃねーの?」と声をあげてください。

このナイフの力で、1つでもプロジェクトを悲劇から救えれば…経費で落ちない可能性を指摘され、顔面100徳ナイフな僕も報われます。



<追記 魅惑の100徳ナイフの世界>
数年前に入手した、Wengerの100徳ナイフ。141機能でギネスブック証明書つき。ブランドが消滅したため現在は入手不可。


via uncrate

スミソニアン博物館に奉納される1800年代の100徳ナイフ。Holler社製。リボルバーが内蔵されてるため、日本では銃刀法にひっかかります。


via pinterest