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iPhoneアプリから、画像や音声データを取り出す方法

iPhoneアプリの中を開いて、ゲームの画像とかBGMとかステージデータとかぶっこ抜けることに気づいた。アプリのファイルが欠る不具合をデバッグしていたら、色々できたのでメモメモ。XCodeでビルドした自分アプリを開けるのは知ってたのですが、iTunesで買った他人のアプリを開けるのは知りませんでした。暗号化されてると思ってたのに。

特殊なツールなしに1分ぐらいできたり。 続きを読む

GeneMapperという電子書籍が、とても素晴らしい

電子書籍GeneMapperを読了。これは面白い!

この小説は3つの意味ですばらしい、1つは物語が面白いこと、そしてSFとして面白いこと、さらに電子書籍として素晴らしいこと、

SF小説ではあるけれど、この本には宇宙船もロボットもタイムマシンも出てこない。では何が面白いのか?というと未来のシミュレーションとしての面白さであり、スピード感だと思う。 続きを読む

Objective-Cでバッチ処理をするライブラリAAMCommandKit作りました

「第1回 iPhone_dev_jp みんなが幸せになるハッカソン」の僕の成果物として、AAMCommandKitを公開しました。ObjectiveC用のCommandパターンライブラリです。 続きを読む

iPhone_dev_jpで、みんなが幸せになるハッカソンを開催します

8/25日に、iPhone_dev_jp 主催で、「みんなが幸せになるハッカソン」を開催します。
いつもは勉強会だけど、今回はハッカソン。

今回のテーマは便利ライブラリです。1日集中して、各人でみんなが幸せになりそうな便利ライブラリを作り、最後に(発表したい人は)発表してソースコードをシェアします。

いわゆるユーティリティ系とか、ヘルパー系とか。

誰もが必要としてるけど、作るのメンドイなーというクラスを、これを気に作ってみませんか?メンバーが多ければ多いほどみんな幸せになれます。

完成しなきゃいけない!とか、ハイレベルでいけないとかはないので、わりと気軽にご参加いただいて切磋琢磨できればと。

Lineが後続サービスをえげつなく殲滅する方法

前エントリの「Lineを殺すサービスの作り方」の続き。 じゃあ自分がLine側で、後続サービスを殲滅するにはどうしましょう?という思考実験。

Lineがこれほど急速に拡大したのは、あの悪名高い「インストール時に電話番号を吸いあげてソーシャルグラフを生成する」ってシステムの力だと思う。この吸い上げシステムによって、ユーザーは携帯電話の友達関係を簡単にLineに引っ越すことができた。

だけど逆にLine最大の武器をあえて捨てることで、後続サービスを殲滅することができるのではないかと?

つまりLineは十分にリードした段階で、こう言えばいい。

「あー、やっぱり電話番号の吸い上げは色々問題あるのでLineもやめますわ。 ここは総務省さんとも連携してガイドライン作って、業界全体で禁止にしましょう!!!」

これで後続のLine系サービスは、ユーザーを爆発的に増加させる手段が無くなる。

後はLineは現金と規模の重さで、着実に新興勢力を押しつぶせばいい・・・ Lineにとって唯一怖いのは、イノベーションのジレンマになりうるメタ競合が急速に拡大をすることなので、そもそもの勢力拡大の手段を、自ら破壊しちゃえばいいのかなぁと。

三国志で言うならば、自分が吊り橋を渡り終わった後に容赦なく吊り橋を燃やす感じ。あるいは街の全財産を徴集して、敵が来る前に街そのものもを焼く感じ。

もちろん競合がユーザー拡大のイノベーションを開発する可能性はある。けどそうなったら、ありがたくLineも便乗すればいい。

自分がやられて一番嫌なことを延々と考えたら、そういう結論になった。

この戦略が有効かどうかは、ちょうどTwitter今後をウォッチすれば検証できるのではないかと思う。

先日、TwitterはInstagramに対し「Twitterの友達をリストに読み込む」機能を封鎖する措置を下した。これは、後発ベンチャーがTwitterのソーシャルグラフを盗み、自社ソーシャルグラフを構築することへの防御措置だと思われる。

一件Instagramにダメージを与えるように見えるが、実際にはInstagramに有利に働くと思う。なぜならば、後発サービスはtwitterを使ってのソーシャルグラフ構築ができなくなったからだ。今後、後発Twitter系サービスが、先発サービスに対して著しく不利なようならば、Lineによる電話番号吸い出しの封鎖は有効なのではないだろうか?

で、そのあとに「実弾がないと実行できない系のユーザー急拡大の戦略」を探す方向にシフトすると、いい感じにエゲツナイと思うのだけど、どうだろう?

ターンテーブルと自転車の合体

自転車をDJ化するターンテーブル外装。TurntableRider
メモメモ。

コンセプトモデルだけど、サイトで5900人以上が「いいね!」を押したら、量産化が検討されるらしい。

Amazon流の開発術では、まずプレスリリースを作る

Amazonでは製品開発をするとき、まず最初にプレスリリースを書くらしい。これは”Working-Backwards“と言うデザイン手法。面白げなので色々と調べてみた。

Working-Backwards法の商品開発では、お客様の視点をスタート地点にするため、開発前にプレスリリースを作成する。プレス内容は、既存プロダクトの問題点と、それを新製品がどう解決するかが中心になる。

プレスがユーザーに響かなかった時点でプロジェクトはボツ。そもそもその商品は作らない。これにより見当違いな商品を作るリスクを、一番最初の段階で低コストに回避できる。

このWorking-Backwards法で書くプレス内容は主に以下のとおり。

    見出し
    顧客が商品を理解できるタイトル
    副題
    ターゲット層と、彼らのメリットを1行で。
    概要
    商品の特徴と利点をまとめる。この段落で全てを理解できるように。
    課題
    このプロダクトが解決する課題を説明。
    解決
    プロダクトがどのように課題を解決するかを説明。
    コメント
    自分による紹介コメント(社長のコメント的なもの)。
    使い方
    どれくらい使い方が簡単かを説明。
    ユーザーからの声
    仮想ユーザーからのコメント。
    締め
    最後にしめ、次にユーザーがどうすればいいかを示す(Amazonで買えます!等)。

プレスは1〜1.5ページほどに納め、長過ぎる場合はFAQなどを作って補足する。

ちなみに、Amazonでは社内グループでのパワポは非推奨だとか。なぜなら口答プレゼンは、プレゼンターの話術に依存するからだとか。最終出力であるプレスやQ&Aに落とし込むことで、商品価値を中立的に見極める為。

Amazonの会議では、最初の10-15分はみんなプレスを読み、完全の沈黙状態になることも珍しくないのだそうです。

一般的なWorking-Backwards法では、最終的には本開発スタートまでにプレス、Q&A、ユースケース、マニュアルなどを作る。

プレスリリースを作る
その商品の存在意義と魅力を説明できるプレスリリースを作る。ユーザーに響かなければ、プロジェクトは終了
Q&Aを作る
プレスリリースを元にQ&Aを作る。プレスを読んだ人が疑問に思うこと想定し、プロダクトの魅力を理解できるようにする。
カスタマー・エクスペリエンスを作る
このプロダクトお客が、いつ、どのように使うのかのシナリオをまとめる。ここでリアリティがなかったら作り直す。モックアップや、エピソード、デモビデオなどを作ってみる。
マニュアルを作る
このプロダクトは何か? どのように使うか? 注意することは?といった「お客様が知るべきこと」をまとめた、簡単なユーザーマニュアルを作る。

同様の手法としては、「ゲームストーミング ―会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム」にて、パッケージから製作を開始するDesign the Box法が、「Innovation Games」という洋書でProduct Box法として紹介されています。このInnovation Gamesのほうは未訳らしいので、日経BPとかから翻訳でて欲しい。



確かにこういった作り方をすれば、確実に誰得の地雷プロダクトを作らないですみそう。

<追記>
ここら辺の手法を調べるのには、Inspired: How To Create Products Customers Loveと、「リーンソフトウェア開発と組織改革」という本もいいらしいです。リーン・スタートアップならぬ、リーン・ソフトウェア開発。ここら辺はまだ未読。

Lineを殺すサービスの作り方

別にLine嫌いじゃないけれど、むしろ応援してるけど。でもLineの一人勝ちはあまり面白くない。

というわけで思考実験として、今からLineに追いつくVoIPアプリをどう作るかを考える。

Lineを殺す方法とは、如何にLineの魅力とビジネスモデルを無効化するプロダクトを考えるか? だと思う。単純にラインよりもいいアプリを作ろうでは、先行者利益を覆すのは難しい。日本のサービスは「いいものを作るぜ!」が多いが、海外のサービスの「現在のビジネスモデルを台無しにするぜ!」というスタイルが有効だと思う。

根本的にLineの本質は、

  • 電話が無料でかけられる!
  • 電話からの移行がラクチン!
  • スタンプが楽しい!

の3点だと思う。つまり「速くて安くて美味い」をベースに、ちょっとばっかり優越感を味わったり差別化をしたい人から課金をする・・・というモデルになっている。この3つの魅力のうち1つか2つを、破壊あるいは無価値化するプロダクトを作れば、Lineといい線で戦えるのではないか。

結論からいうと、Lineの設計で一番脆弱なポイントはスタンプであると思う。収入源がスタンプに依存しており、この設計を容易には変えられない。ここがLineの弱点であり、この一点さえ無価値化できれば、ユーザー的にもビジネス的にもLineの魅力は半減する。

つまりLineにとって驚異なのは、「スタンプが無料」であり、「ユーザーが自由にスタンプを作って共有」できる、Lineクローンだ。

スタンプが札束をするような低工数で作れる以上、無料開放してしまえばユーザーは簡単にスタンプを大量生産できる。そしてその無料性と物量、Lineで正規流通できないようなスタンプすらある、ということがLineの魅力とビジネスモデルを徹底的に破壊する。

  • Lineの収入と魅力はスタンプに依存している。
  • スタンプは工数が低い上に、利益率が高い

この2つがLineのキモであり弱点。スタンプは攻めやすく、守りにくく、相手の生命線という絶好のポイントなのではないか。

Lineがソーシャルにむけて大きく仕様を変えようとしている現在、少なくないユーザーが脱落/離脱をすることは想像に固くない。mixi〜twitterまで、ソーシャル系アプリの仕様変更はマイナー変更でさえ軋轢を生む。元々ソーシャルでないアプリをソーシャルにするのなら尚更だ。このタイミングはLineと戦えるサービスを作る為の、直近のチャンスなのではないかとも思える。

ちなみに、これだけだとLineのビジネスモデルを破壊するだけなので、その後にどうやってマネタイズするか・・・という問題になる。まぁ、作るだけ作って、電話会社に売ってしまえばExitできるんじゃね?という大雑把なのでもいけそうな気はするけども。

個人的にはサイバーエージェントあたりが殴り込みをかけて、GreeとDeNAがどっか買収して後だしで乱入するような展開になると素敵。

続くかも

ソーシャルエンジニアリングは他人事じゃない

昨日の「iCloudハック事件の手口がガード不能すぎてヤバイ」を読み直して、自分なりに色々シミュレートしてみた。結論として、わりと他人事じゃないかもしれない。

例えばドラクエXとかマリオの新作発売日にさ、電話がくるんすよ。

「すいません、佐川急便ですけども・・・ Amazonさんからお荷物なんですが、ちょっと宛先の欄が濡れてて住所が読めないんですよ・・・

みたいな電話がかかってきたら、たぶん俺は住所教えちゃう。

こういう電話をTwitterで「ドラクエの到着を全裸で待機なう」とか呟いちゃってる人に絨毯爆撃したら、3人に1人ぐらいは引っ掛かるんじゃないかと。電話番号とTwitterアカウントの結びつけは、勉強会とかカンファレンスで名刺集めてやがるの。

で住所教えちゃうじゃない? そうすると偽配達員がいうわけよ「あー、その地域はもう通り過ぎちゃいましたねぇ。あとでまたお届けしますが15:00ぐらいって大丈夫ですか?」とか。で、俺が「あ、そのころ出てるんで18:00ぐらいだと助かるんですけど」とか答えるじゃん?

すると15:00ぐらいに物理ハッキングとかされちゃうんよきっと。特に、なにかの間違いで、標的が自宅の電話番号&親とかが相手だったらもう確実にヤバイ。

っていうか、住居特定されてトラッシング(ゴミあさり)されると、ガードしきれる人ってかなり少ない気がするん。セキュリティ予算の増大にともない、システム最大の脆弱性は運用者になりつつある。結果ハッキングのターゲットも人間が主軸になってきてる今日この頃、自分のセキュリティにまったく自信がありません。

ちなみに、前エントリでおすすめしてた「欺術」というソーシャルエンジリアリング本ですが、絶版な上にAmazonの在庫が全部はけちゃいました。Kindle持ってたり、洋書がOKな人はかわりに「Social Engineering: The Art of Human Hacking
」がおすすめ。2010年の本なので、2003年に書かれた「欺術」よりもアタック内容などが最新な感じです。

iCloudハック事件の手口がガード不能すぎてヤバイ

GizmodeのライターがiCloudのアカウントを乗っ取られ、iCloud消滅、iPad, iPhone, Macのデータワイプ、Gmail, Twitterの乗っ取りを食らった件について、ハッキングを本人が語ってらっしゃる

手口としては典型的なソーシャルエンジニアリングによる、複数サイトから得た情報のギャザリングを用いたハック。

だがこのハッキングのプロセスが鮮やかすぎてヤバイ。ツールを一切つかわず電話だけでハッキングしてる。 続きを読む